【緊急レポート2】みんな大好き、迪化街はどうなってる??

こんにちは、のぶもんです。

さて、今週水曜日午後に時間があったので、迪化街を歩いてみました。

 

ここは最近、日本人観光客に大変人気のある観光地となっており、もしや寂れているのでは?と心配になり久しぶりにやってきた、という訳です。

 

以前レポートした九份はかなり寂しい状況になっていましたが、迪化街はどうでしょうか?

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【1.レトロカフェで話を聞いてみた】

 

迪化街を訪れたのは水曜日の午後。まずは何度か訪れたことがあるカフェ「OrigInn Space」に立ち寄ります。

 

正面からの様子。入る前から、古き時代にタイムスリップしている感じです。


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中に入ると、店内はとてもおしゃれで、雑貨を見るのが好きな人にも喜ばれそうです。

 

この建物はもともと、1931年に建てられた6棟続きの建物の1棟をcafe&宿にリノベしたもの。快適性を追求しつつも、日本統治時代のレトロで落ち着いた雰囲気はちゃんと残してくれています。


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カフェ好きとしては、たまらないアングル。それなのに付け合わせが「きのこの山」というのが、可愛らしいですね。(久しぶりに食べました)


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裏店長(?)の猫ちゃんも店内でゆったり気ままに過ごしていました。


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実際、お店の方に、最近の迪化街の様子を伺いました。

すると、やはり外国人観光客の利用が多い店ほど苦戦しているようで、客足は必ずしも良くないようです。特にこのお店は2階以上が宿になっているので、そちらの利用が激減しているとのこと。

もちろん台湾人は、苦境をじっと指をくわえてみていたりしません。こちらの宿では、日中、お客さんが概ねいない時間に客室をレンタルオフィスとして貸し出しているとのこと。

 

すでに予約で埋まった部屋もあるそうですが、台湾にお住いの方で、昼間に落ちついて作業をしたい、打ち合わせをしたい、リフレッシュをしたい、という方は問い合わせてみるとよいかもしれません。


<おまけ情報>
「OrigInn Space」のお気に入りポイントは、古いステレオ。僕が子供のころにはステレオがある書いても多かったと思いますが、ここでは、ステレオならではの優しくて深みのある音色のクラシック音楽を堪能することができます。

 


【2.街は寂れていないけど・・・】


いろいろ話も伺ったし、町に出てみましょう。通りを行き交う人は決して少ないわけではありません。永楽市場前の小吃にもローカル色を楽しみに来ている人は結構いました。

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ですが、全体的な人出は少なめ。縁結びの神様・月下老人で人気のある城隍廟も参拝者は多くないようです。

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通りのお店も人通りは少なめ。迪化街に昔からある乾物店・漢方薬局・布地の店などは、もともとお客さんが殺到するタイプの店舗ではないので、いつもと同じ感じがします。

 

一方、雑貨店やお土産屋さん、新しいタイプのお店は観光客目当てなので、客足が目立って少なく感じます。

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それなら、小吃はどうかと思い、まだ入ったことのない城隍廟脇の小吃に入ってみました。

そしたら、お店の人から、「あら、日本人なの?最近、全然日本語を話していないわ」と言われてしまいました。そう、地元の常連さんや台湾人観光客はぼちぼち訪れるのですが、外国人観光客がまったくいないのです。

観光地として脚光を浴びるまでは、台湾人しか来ないお店だったと思いますが、迪化街は、今となっては日本人を中心とした外国人にも大人気の国際的観光地。

 

日本人としては嬉しくないのですが、しばらくよそ行きの格好をしていたお店が久々に素顔を取り戻した感じに近いでしょうか。

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もちろん、食事を注文しましたよ!

この日は、焢肉飯を注文。スープは付きませんが、これで70元。台北中心部としてはかなり良心的です。この店の焢肉もかなりおいしかったですよ。(実は、かなりの焢肉ファンなんです)


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そして、店の壁を見ていたら、あっと驚きました。なんと、この店も、日本の人気グルメ番組(?)「孤独のグルメ」ロケ地だったんです!そうか、だから日本語のメニューをさっと出してくれたんですね。

なるほど、「久しぶりに日本語を話した」と感慨深げに言ってくれるわけです。

ここは街歩きのついでに気軽に立ち寄れるので、ご案内コースにも入れてみようかな。

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【3.宵の口の迪化街はめっちゃおすすめ!】

 

迪化街はもともとローカルな店が多かったため、夜になるとほとんどの店が閉まり、通りは真っ暗になっていました。以前は、夜歩くのは少し怖いな、と思ったほどです。

 

ですが、最近では夜7時くらいならまだ開いているお店も多くなり、宵の口の灯りを楽しめるようになってきました。

 

こんなふうに、すぐにシャッターや木戸が下りない店が増えてきましたね。


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街灯にも工夫が凝らされるようになりました。新しいショップ・カフェ・レストランなどは、店をアピールするために、積極的に灯りを使うようになっています。

 

しかも、センスの良い照明が多いので、宵の口のさんぽはかなり楽しくなってきました。


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迪化街も北端まで来ると、人通りもかなり少なくなり、静かな雰囲気を味わえます。

 

ここは、迪化街随一のレトロ撮影スポットですね。


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こうして、迪化街の一日が終わっていきました。この後は、一部の飲食店だけが営業。その他のお店はゆっくり眠りにつきます。


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いかがでしたか?台湾の古い街はたいてい、昼と夜で見せる表情がかなり違います。昼が観光客向けのよそ行きの顔だとしたら、夕方以降は時折素顔を見せてくれる感じがします。

この日訪れた迪化街の様子は、僕が10年近く前、はじめて訪れたときに近い印象でした(特に北半分)。その頃の迪化街は、まだまだ手が付けられていない家屋が多く、乾物店や漢方薬局もあまり元気がない印象でした。

それは、今では台北有数の人気観光地に。中には、昔ながらの落ち着いた風情が失われたと嘆く人もいます。ですが僕は、さびれる一方だった迪化街がよみがえる方法は、若い人を中心に新しい店が入ることにより活性化すること以外にはなかったように思います。

通りを歩くと、これはちょっと・・・と感じるショップがないわけではありませんが、何事もチャレンジすることを重視する台湾。良い意味で洗練されたお店が増えてきたように思います。

 

まあ、お食事代は高めのお店が増えているので、気軽に立ち寄るわけにはいかなくなりましたが(泣)、庶民的な価格のお店もたくさん残っているので、予算に応じて多様に楽しめる街になりつつあるのかな、と思いました。

コロナが収束して、日本人が再び台湾を観光で訪れられるようになるのは、まだ時間がかかりそうです。でも、それまでに迪化街はさらなる変貌を遂げそうです。

お客さんは多少減ってしまいましたが、まだまだ前向きに知恵を出して頑張っているお店が多い迪化街。ここはぜひとも踏ん張っていただき、また世界中からの観光客を迎え入れてほしいと思います。