のぶもん台湾さんぽ

台湾のあちこちに出かけたときの旅日記をつらつらと書いています。マイナーな街の紹介が結構多いです。

花蓮へようこそ〜日本の面影を探して2

こんにちは、だーしょん(大雄)です。

 

花蓮には何度も来ているのに、毎回わくわくします。それは、今までに行ったことがないスポットに行けるから。では早速、街の探索に出かけましょう。

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花蓮駅前からバスに乗り込み、「中華站」というバス停で降ります。花蓮の旧市街に行く場合、この「中華站」か「東大門夜市」で降りれば、かなり近くまで行けます。

 

花蓮駅前から乗るときだけ、バスは使いやすいです。日中は10〜20分ごとにバスが発車するのですが、旧市街エリアまでは、どのバスも行ってくれます。(303番だけは通過するので注意)↓花蓮バスターミナルの時刻表

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旧市街に着いてしまえば、あとは自由に歩くだけ。googlemapを開けば、嫌というほどカフェが見つかります。

朝から開いてある店はないかと物色していたら、早くもレトロな建物(たぶんお店)を発見!しかし、残念ながらまだ開店していませんでした…。(ここはgooglemapで事前に見つけていた)
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そのときです。横を見ると、四つ角の向かいにカフェっぽい建物が。こんな店、載っていたかな?思いつつ近づいてみると・・・朝8時から営業しているようです!
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ということで、朝食も兼ねてお店に入りました。
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そしたら、レトロな中におしゃれで可愛らしい雰囲気もあり、かなり良い感じです。トーストも頂けるということで、コーヒーとトーストを注文。

 

店内にはすでにお客さんがいて、何やら日本語混じりの会話が展開されています。でも・・・見たところ、おしゃれカフェにはあまり似合わない(失礼!)おじいさん二人とおばさま二人。

 

実は、女性のうちお一人が、この店のオーナー(巻頭写真の爽やかな青年です!)のおばにあたる方で、旧知の日本の友人を連れてきたのだそう。

 

おじいさま方は二人とも何度か花蓮に来たことがあるらしいのですが、さすがにおしゃれカフェのモーニング(?)は初めてのご様子。少しだけお話に混ぜていただき、楽しいひと時を過ごしました。
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特筆すべきは、店内のインテリアや小物。おばさまの妹さんが自然の素材でいろいろな小物を作るそうで、店内には可愛らしい小物、ちょっと不思議な感じの小物などがところ狭しと置かれています。

 

何だか、おとぎの国にいるかのよう。
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猫ちゃんは本物です(笑)。台湾のカフェは、当たり前のように猫(や犬)がウロウロしていて、本当に楽しいです。
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開店間もないカフェですが、すでにカフェ激戦区となった花蓮でどこまで頑張れるか?この店は、日本統治時代からの建物だそうで、若いオーナーのフレッシュなアイデアでぜひ長く頑張ってほしいなと思いました。
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【實季】

8:00~14:00 17:00~20:30(月休)
花蓮市忠孝街68號
https://m.facebook.com/seedson317/

さあ、いきなり1時間以上のんびり過ごしてしまいました。花蓮の日本を探す旅は始まったばかりです。

 

再びバスに乗り込み、今度は花蓮市のすぐ隣・吉安村のお寺に向かいます。

 

のはずだったのですが、乗るバスを間違えて、お寺の近くを通らないバスに乗ってしまいました(^_^;)

 

吉安の中心からかなり南にあるバス停で慌てて降ります。が、まあ予定外の道を歩くのもまた楽しい(はず)。

 

鉄道の踏切まで行くと、こんな看板がありました。

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縦谷(花蓮と台東を結ぶ山側の細い平地地区)で一番初めにできた客家人の村「稻香村」と書いてあります。

 

花蓮は、日本統治時代に日本からの移民が本格的に農業開発を行うようになったのですが、その時に耕作実行部隊として活躍したのが、西部から移住してきた客家人たち。

 

実は花蓮は、原住民だけでなく、客家人もたくさん住んでいるんです。まさか、その第一号を知ることになるとは・・・。予定外の散歩も面白いものですね。
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吉安に向けて、のどかな道を歩きます。花蓮の好きな点はいくつもあるのですが、こんな感じでかなりの標高の山並みがどこにいても見られる、というのもその一つ。なんか、こういう風景の中に生きていると、ホッとするんですよね。
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吉安に入り、先にランチ。目指すお寺以外はめぼしい観光ポイントもないので、ローカルで良さげな店に入ります。
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で、目玉焼き乗せ炒麺と豬血湯。超地味ですが、なかなかおいしくて、長い散歩の疲れも取れました。
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さあ、やっと一つ目の名所に到着です。(つづく)