こんにちは。台北在住のダーション(大雄)です。
台湾は面積が九州と同じくらいなので、決して大きな島ではないのですが、日本人にとって定番の観光地以外にも、楽しくてためになる見どころがたくさんあります。
記念すべき1つ目の行き先は「金門島」です。
と言っても、金門島なんて知らなーい!という方のほうが多いかもしれませんね。台湾にはいくつかの離島がありますが、その中でも群を抜いて中国大陸に近く、戦後は中国軍と台湾軍が唯一互いに直接砲撃し合った激戦地でもあった島なんです。
現在では、一般の台湾人も、外国人も自由に島に入ることができ、観光を楽しむことができます。
金門島の場所、よーく見て探してください。そう、ほぼ中国大陸の目の前にあります。ここは、戦後に国共内戦に敗れた中華民国軍が台湾に移って以来、一貫して中華民国領を死守してきた島なんです。
対岸はすぐに福建省厦門。むしろ、台北のほうが遠く感じます。そもそも、金門を説明しようとすると、台湾本島よりもさらにややこしくなります。
人口は13万8,000人あまり。面積は約150km²。対して、対岸の厦門は人口300万人を超える大都市です。
金門へのアクセスも中国からのほうが簡単なんです。何せ、厦門から船で30分で金門に着いてしまうのですから。台湾本島からは空路のみ。台北松山・台中・嘉義・台南・高雄から飛行機が飛んでいます。台北からは特に便数が多いので、金門に行くこと自体はそれほど不便ではありません。
今回は、台北松山からのフライトで金門入りしました。
うーん、かなりのんびりムードです。今回は友人たちの小ツアーに混ぜていただいたので、早速頼んであるタクシーに乗り込み、金門島の旅が始まります。